移住者が語る田舎暮らしの魅力。
2021年12月25日東京、タイでの生活を経て柳生への移住を決めた 小金井あすか さん
東京でカメラマンの仕事の傍ら、タイで半自給自足の暮らしを始める。現地で知り合った友人から奈良でのお茶の仕事を紹介され、柳生に来ることに。現在は「百の事ができる百姓暮らし」を目指し、2人のお子さんと犬とカメとともに「あさひやのおやこほうじ」というお茶を作りながら暮らしている。
定住を決めたわけ
約6年間、春から秋までは柳生でお茶の仕事。それが終わるとタイの家へ帰るという二拠点生活をしていました。長男が小学校に上がるタイミングでタイの暮らしを引上げ、一年中柳生で暮らすようになりました。
柳生に来てからは、主人も私も茶工場で働きながら、自然と茶農家の方々と関係性ができ、一緒に仕事をする中で信頼関係が築けたと思います。柳生だけでなく都祁の方とも交流が増え、今も私たち家族を気にかけ、とても親切にしてくださいます。
「暮らしをつくる」これが一番楽しい。
食べ物や暮らしで必要なものを作ること。何でも買える時代だからこそ、自分の手を動かして作ることが大切で、田舎暮らしは「暮らしをつくること」がとても身近にあると感じます。あたりまえと思っていたことでも、この暮らしを始めて気付いたことがたくさん。毎日食べるお米も自分たちの手で初めて作り、何と大変なことか!とやってみて初めて実感しました。一つ一つを作り上げていくこと、それを楽しめているのがここに住み続けている理由なんだろうなと思います。
便利なまちに拠点を移し、子どもの数が年々少なくなっているのは事実です。車生活が主体なので、10代の子どもたちがもう少し自由に動ける移動手段や、山間地で子連れでも安心して暮らせるシステムを整えることはこれからのまちの課題。でも、ここには子どもが五感をフルに使って遊べる自然があります。子ども時代に自然の中で遊ぶ経験は大切だと思います。秘密基地を作ったり、自分たちなりの楽しみ方を編み出しています。
町から30~40分でこののどかな風景に出会えるのもこの地の魅力ではないでしょうか。これからはいろんな個性の人が集まってワイワイできたら、もっとおもしろい場所になるんじゃないかなと思います。ぜひこの地域に住んでくれる人が増えてほしいですね。
インタビュー全編はこちら: https://www.city.nara.lg.jp/site/nararhythm/67125.html