企業情報

長年蓄積された裁断・縫製技術で、宇陀を人が集まるところに。株式会社ダイワホーサンです。

2021年10月26日

現在の事業と、目指すビジョンについて聞きました。

どのようなお仕事をされていますか?

主な事業内容としては、学校を中心に通園、通学、通塾バッグやクラブ・チームバッグの企画提案・開発、製造・販売を行っています。また、自動車の日よけやシートカバー、列車のヘッドレストなども作っています。福祉・介護関連では車椅子の方の身体の負担を和らげるシートや介護従事者のアシストスーツの開発も行っています。防災関連ではライフジャケットや緊急脱出用の布製のスロープなどもつくっています。これらだけでなく、長年蓄積された裁断・縫製技術を駆使して様々な業界にお役立ていただける新商品を日々開発しています。

営業や企画開発に携わる梶井さん

これからのビジョンについて教えてください。

奈良をはじめとして地方はますます人口が減少していきます。私はもっと宇陀を人が集まるところにしたいと思っています。日本中からだけでなく世界中から。そのためにはさらに事業を拡大して、一般の方にもお越しいただけるように工場見学なんかもできるようにしたいですね。この意見は社員からも挙がっている声なんですよ。私だけではなく、社員からこういった積極的な意見がでることはとても嬉しいことです。
私たちの裁断・縫製の技術に注目いただいて、おかげ様で「こういうものが作れないか?」等引き合いも沢山いただくのですが、正直なところ開発や製造、営業が間に合っていない状況です。効率よくまわせるように新しい仲間も加え、設備投資も行っていきたいと考えています。

代表取締役 辻本 小百合 社長

仕事のやりがいは何ですか?

ものづくりが好きな人はとても楽しめると思います。僕はもともと奈良県に住んでいて、学生のときに東京に行き、ものづくりや車のデザインについて学びました。奈良でものづくりに関わる仕事がしたいと考えていたところ、合同企業説明会で今の会長に出会い、ご縁あってこの会社に入社しました。
入社してすぐは1年間現場に入り、一通り裁断・縫製について学びました。そして現在は商品の企画・開発をメインとし、Webサイトの管理や商品カタログのデザイン等様々な業務を担当させていただいています。一人ひとりに任されている裁量が大きく、大変な面もありますが、その分とてもやりがいがあります。

企画開発や品質管理に携わる田村さん

この地域の魅力はどんなとことですか?

宇陀市は縄文時代からの遺跡が発掘されたり、『古事記』や『日本書紀』などの文献にも登場する歴史深いところです。また菟田野地区の毛皮産業や、薬の発祥の地として何人もの製薬企業の創設者を輩出するなど、宇陀ならではの優れた技術を誇る企業が多くある魅力的な地域です。僕も奈良県にUターンして、この地域ならではの良さを再発見しました。歴史や長年培われてきた技術を大切にしながらも、製薬会社が地ビールをつくったり、酒造がカフェを開くなど新しいことにも挑戦されていて活気があります。遊びに行ってみたいところがたくさんある面白い地域だと思います。

株式会社ダイワホーサン
〒633-2103 奈良県宇陀市大宇陀野依220番地の3 
TEL : 0745-83-2785 
Web : https://www.h-daiwa.co.jp/

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